見積書に「一式」ってなに?工事項目を正しく理解してトラブルを防ごう
投稿日:2025年4月15日

リフォームや大規模修繕工事の見積書を見たとき、「一式」と書かれている項目を見かけたことはありませんか?一見、手間を省いた表記のように見えますが、実はこの「一式」という言葉が、トラブルの火種になるケースも少なくありません。
今回は、見積書における「一式」表記のリスクや注意点、正しい見方についてご紹介します。
目次
■「一式」ってどういう意味?
建設業界で使われる「一式」とは、ひとまとまりの工事内容を指す言葉です。
たとえば、「仮設工事 一式」「内装仕上げ 一式」など、さまざまな作業をまとめて表現するために使われます。しかし、何が含まれているのか具体的な内容が記載されていないと、依頼者にとっては非常に分かりにくい表現となります。
■「一式」表記によるトラブル事例
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見積時に理解していた内容と、実際の施工内容が異なった
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工事後に追加請求が発生し、トラブルになった
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比較見積が困難で、適正価格かどうか判断できなかった
「一式」表記だけでは、どこまでの作業や材料が含まれているのか判断ができず、結果的に「こんなはずじゃなかった」という後悔につながることもあります。
■どうすれば「一式」表記の見積を正しく判断できる?
以下のようなポイントをチェックしましょう。
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数量や仕様、材料名が記載されているか
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相見積との比較ができる項目構成になっているか
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専門用語の説明があるかどうか
さらに、見積に不明点があれば、施工業者に「詳細明細を別紙で提示してください」と依頼することが重要です。
■一級建築士による第三者チェックで見える化
A.t.oathでは、リフォーム・大規模修繕工事の見積内容について、一級建築士や建築施工管理技士などの有資格者が第三者の立場からチェック・査定を行います。
「一式」表記で不明瞭な見積も、数量・仕様・単価などを明確にし、適正価格を見極めることが可能です。
■まとめ
「一式」表記は業界でよく使われる反面、依頼者にとっては曖昧でリスクのある表現です。トラブルを避けるためには、内容を明確にし、必要に応じて見積査定のセカンドオピニオンを受けることが有効です。
まずは、お気軽にA.t.oathへご相談ください。不安を安心に変えるサポートをお約束します。