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外壁塗装の見積で絶対チェックすべき5項目-現役一級建築士が解説

投稿日:2025年8月7日

外壁塗装の見積で絶対チェックすべき5項目

外壁塗装の見積書を見て「これって適正価格?」「何をチェックすればいいの?」と悩んでいませんか?

外壁塗装は高額な工事である一方、見積の内容が分かりにくく、業者によって大きく金額が異なることも珍しくありません。実際に弊社にご相談いただく査定案件でも、外壁塗装は特に「一式」表記が多く、内容の不透明さに不安を感じる方が多い工事です。

そこで今回は、外壁塗装の見積で必ずチェックすべき5つのポイントを、一級建築士の視点から詳しく解説します。

1. 塗装面積の算出根拠が明記されているか

なぜ重要なのか

外壁塗装の費用は「塗装面積×単価」で決まるため、面積の算出が工事費の基礎となります。しかし、この面積計算が曖昧な見積が非常に多いのが現実です。

チェックポイント

要注意パターン

❌ 「外壁塗装一式:○○万円」
❌ 「塗装面積:約150㎡」(根拠不明)
⭕ 「外壁面積:143.5㎡(計算書別紙)」

2. 使用塗料の詳細仕様が明確か

なぜ重要なのか

塗料は外壁塗装費用の大部分を占め、性能・耐久性に直結します。「高級塗料使用」といった曖昧な表記では、実際に何が使われるか分かりません。

チェックポイント

要注意パターン

❌ 「高品質シリコン塗料」
❌ 「長寿命塗料一式」
⭕ 「日本ペイント ファインパーフェクトトップ(3回塗り)」

3. 足場費用の内訳が詳細に記載されているか

なぜ重要なのか

足場費用は外壁塗装費用の約20-25%を占める重要な項目です。ここが「一式」になっていると、他の工事費に上乗せされている可能性があります。

チェックポイント

適正価格の目安

4. 下地処理の範囲と方法が具体的か

なぜ重要なのか

下地処理の良し悪しが塗装の耐久性を左右します。手抜きされやすい部分でもあるため、見積段階での確認が重要です。

チェックポイント

要注意パターン

❌ 「下地処理一式」
❌ 「清掃・ケレン込み」
⭕ 「高圧洗浄 150気圧・2時間、3種ケレン 50㎡」

5. 保証内容と期間が明文化されているか

なぜ重要なのか

外壁塗装は完成後の品質確認が難しく、数年後に問題が発覚することがあります。明確な保証があることで、安心して工事を依頼できます。

チェックポイント

【実例】査定で発見された問題事例

弊社で実際に査定した外壁塗装見積での問題例をご紹介します:

ケース1:面積水増し

ケース2:不要工事の追加

ケース3:高額塗料の押し売り

まとめ:見積チェックで安心の外壁塗装を

外壁塗装の見積で確認すべき5つのポイントをおさらいします:

  1. 塗装面積の算出根拠 → 計算式と寸法の確認
  2. 使用塗料の詳細仕様 → メーカー名・商品名・回数
  3. 足場費用の内訳 → 面積・単価・付帯項目
  4. 下地処理の範囲と方法 → 具体的な処理内容
  5. 保証内容と期間 → 明文化された保証書

これらのポイントを確認することで、適正価格での外壁塗装工事が可能になります。

「見積に不安を感じたら」プロの第三者チェックを

もし見積内容に不安を感じたり、「一式」表記が多くて判断できない場合は、建築の専門家による第三者チェックをお勧めします。

弊社では一級建築士が、業者とは無関係な中立な立場で見積の妥当性を診断。多くのお客様が適正価格での工事発注を実現されています。

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