詐欺業者に狙われやすい“付帯工事”とは?プロが教える見抜き方と防ぎ方
投稿日:2025年7月11日

「外壁塗装をご検討中とのことですが、念のため屋根裏も確認させていただきますね」──そう言われて、なぜか見積書には50万円を超える“追加工事”が。
リフォームや修繕工事の現場では、「付帯工事」と呼ばれる本体工事に付随する項目で、過剰請求や不透明な見積がまかり通ってしまうケースが少なくありません。
特に専門知識のない一般の方にとって、付帯工事の適正価格や妥当性を判断するのは難しいのが現実。悪質な業者はその“隙”を狙ってくるのです。
目次
よくある“詐欺的な付帯工事”の具体例
以下は、見積書でよく見かける「危ない付帯工事」の一例です。
- 足場設置費:適正価格は20〜30万円程度にもかかわらず、倍以上の金額が提示されることも。
- コーキング(シーリング)工事:塗装工事とセットで必要な場合が多いが、「劣化しているので全部打ち替えが必要」と言われて過剰に上乗せされる。
- 諸経費・現場管理費 一式:金額に根拠がない「一式」項目。何にいくらかかるのか説明されない。
- 電気・設備工事:「換気扇の配線が危険」「コンセントを増やした方がいい」と不安を煽り、必要のない工事を追加。
- 仮設トイレ・廃材処分費:マンションや短期工事で不要な場合でも当然のように記載されている。
これらの工事は、施工に必要な場合も確かにあります。しかし、見積内での説明が不十分だったり、そもそも不要であるのに“当然必要なもの”として追加されていることが問題です。
なぜ「付帯工事」が詐欺に使われやすいのか?
悪質業者が付帯工事を狙うのには、いくつかの理由があります。
- 顧客が内容を把握しづらい:本体工事と違い、専門知識が必要な項目が多く、判断が難しい。
- 「一式」表記でごまかせる:「現場管理費一式」など、詳細を書かなくても通ってしまうことがある。
- 契約後の後出しがしやすい:「実際に工事を始めてみたら劣化が進んでいた」として、後から高額追加。
つまり、「必要かどうかが分かりにくい」「数字の妥当性が判断できない」「あとから追加しやすい」という3つの特徴が、悪質業者にとって“使いやすい”のです。
見積書で“怪しい付帯工事”を見抜くためのチェックリスト
次のポイントを意識して見積書をチェックしてみてください。
- 🔍 工事項目に「一式」表記が多すぎないか
- 🔍 数量・単価が明記されているか
- 🔍 「諸経費」や「雑工事費」の内訳が説明されているか
- 🔍 見積書の合計金額と内容に整合性があるか
- 🔍 不要そうな工事が「標準セット」のように書かれていないか
特に注意すべきは、「専門用語で丸め込まれていないか」です。分からない言葉はそのままにせず、業者に必ず説明を求めましょう。
第三者チェックのすすめ:A.t.oathができること
「自分では判断できない…」という方こそ、中立的な第三者による見積チェックを活用すべきです。
A.t.oathでは、建築士や設計経験を持つプロが、あなたの立場に立って見積書を精査します。
- 📌 「この工事、本当に必要?」を客観的に判断
- 📌 過剰請求や不当な上乗せの有無をチェック
- 📌 PDF・スマホ写真どちらでも対応可能
- 📌 LINEやメールでやり取り完結
とくに高額な修繕工事や、リフォーム初体験の方にとっては、不安を取り除くための“安心材料”になります。
まとめ:本当に必要な工事だけにお金をかけるために
リフォームや修繕の現場では、「分からないから任せる」がトラブルの原因になることもあります。
付帯工事は必要な作業である一方、悪用されやすい領域でもあります。大切なのは、「自分で見抜く力」と「プロに相談する勇気」の両方を持つことです。
A.t.oathの見積チェックサービスは、その一歩を後押しします。まずは、いま手元にある見積書を見せてみませんか?
あなたの大切な住まいを、ムダなく、安心して守るために。