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大規模修繕、“素人だから任せる”はもう古い──理事会が主導するための基本思考

投稿日:2025年6月13日

大規模修繕工事を検討する理事会の人

マンションの大規模修繕。
築10〜15年を過ぎる頃から議論に上がるこのテーマは、多くの管理組合にとって「避けて通れない一大プロジェクト」です。

しかし、その実態はどうでしょうか?

「よくわからないから設計事務所にお任せで」
「管理会社が紹介する施工業者にそのままお願い」
「見積も出たけど、正直中身は読んでない」

──このように“任せること”が前提になっているケースも少なくありません。

でも今、その姿勢が見直されつつあります。


専門家の“言いなり”ではなく、“対等な会話”を目指す

設計事務所や施工業者は、当然プロフェッショナルです。
知識も経験もあり、提案力にも優れている。

けれど、どんなに優れたプロであっても「住民にとって本当に必要かどうか」を判断できるのは、住民自身しかいません。

理事会や修繕委員会の役割は、専門家の提案を“うのみにすること”ではなく、“適切に判断すること”。
そのために必要なのが、最低限の知識と、確認するための視点です。


情報格差を放置しない。主導権は発注者側にある

大規模修繕の場面では、施工者や設計者と住民側の“情報の非対称性”が大きな壁になります。

わからないことは聞きづらい。
聞いても専門用語ばかりで理解が追いつかない。
だから結局「プロに任せるしかない」と感じてしまう。

しかし、そこで一歩立ち止まってこう考えてみてください。

「その提案、本当に必要?」
「その仕様、もっと住民に合った選択肢はない?」

こうした問いかけができるだけで、修繕の内容とコストは大きく変わります。


発注者が“主導”するための3つの基本視点

1. 見積書は「読む」前提で設計されているかを見る
一式表記ばかりで中身が不明な見積では、比較も判断もできません。
数量、単価、仕様が明記されているかをチェックするだけでも見えてくるものがあります。

2. 「聞く」「比較する」姿勢を持つ
たとえ素人であっても、「この項目の根拠は?」「なぜこの材料なのか?」と尋ねることに遠慮は不要です。
むしろ、そうした質問が業者の説明の質を引き上げます。

3. 中立の専門家を“自分たち側”に置く
設計者も施工者も、発注者とは別の立場を持っています。
だからこそ、どこにも属さない「第三者チェック」の視点が理事会の判断を支えます。


私たちA.t.oathができること

私たちA.t.oathでは、大規模修繕において「管理組合や理事会が主導権を持つための支援」を行っています。

発注者である理事会側が“考え、判断し、選ぶ”ための補助線として、建築士や施工管理技士が中立的に伴走します。


「よくわからないから任せる」は、もう卒業しよう

大規模修繕は、数年に一度、数千万円単位で動くプロジェクトです。
その重要な意思決定を、説明の“分かりやすさ”や“なんとなくの安心感”で進めてしまうのは、あまりにももったいない。

理事会が主導し、住民の納得を得ながら、情報格差のない意思決定を目指すこと──
それが、これからの修繕の在り方です。

A.t.oathは、その“透明な意思決定”を支える味方として、あなたの側に立ちます。

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