マンションのリフォーム相場、信じすぎてませんか?──“比較”と“査定”で納得の価格へ
投稿日:2025年6月20日

目次
「その相場、あなたの家に合ってますか?」
──マンションリフォームで“失敗しない”相場感のつかみ方
「マンションのリフォーム、だいたい300万円くらいって聞いたけど……」
そんな情報を元に予算を立てていませんか?
ネットや知人の話でよく見聞きする“相場”は、あくまで平均値。
あなたのマンションにぴったり合う費用感かどうかは、別問題です。
なぜ“同じような間取り”でも費用が違うのか?
見た目の広さや間取りが似ていても、リフォーム費用には大きな差が出ることがあります。その理由は以下のような条件に隠れています。
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給排水や電気の構造
床下か天井配線かで、キッチン・トイレの移設費用が変わる
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二重床・二重天井の有無
断熱や配線の取り回しに手間がかかるケースも
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管理規約による制限
工事内容が制限されているマンションでは追加対応が必要に
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設備や素材のグレード差
同じ“ユニットバス”でもグレードで数十万円の差が出る
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過去の修繕履歴や劣化具合
更新済かどうかで必要な工事が大きく変わる
つまり、“よくある相場”では判断できないのがマンションリフォームの難しさなのです。
【実践】相場感を“ある程度正確に”把握する方法
以下のようなステップを踏めば、精度の高い相場感に近づけます。
1. 同条件の施工事例を調べる
国土交通省の「住宅リフォーム事業者団体登録制度」や、ホームプロ・SUUMOリフォームなどで施工例や金額の目安を検索できます。
できるだけ「マンション」「専有部分リフォーム」「築年数・面積」が近い事例を探しましょう。
2. 概算シミュレーターを活用
リフォーム会社や住宅関連サイトが提供している無料の概算見積シミュレーターは、ある程度の予算感をつかむのに有効です。
ただし、入力条件に限界があるため「補助的な参考」として使うのが無難です。
3. 過去の相見積書を比較
もし身近な人で過去に相見積を取った人がいれば、複数社の見積を見せてもらうことで、相場の“幅”を理解できます。
1社だけではなく「複数社を見る」ことがポイントです。
相場を見た後にやるべき「比較と査定」
相場を知っただけではまだ不十分です。
本当に大切なのは、次のステップです。
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相場を知る(情報収集)
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複数社から見積を取る(比較)
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第三者にチェックしてもらう(判断)
この3段階の視点がそろって初めて、納得のいくリフォームが実現します。
専門家が見る、見積の“違和感”ポイント
A.t.oathでは、以下のような視点から見積書をチェックします:
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「一式」表記が多く、内容が見えない部分がないか
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相場より高すぎる仮設費や養生費が含まれていないか
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数量・単価が不自然に設定されていないか
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同じ工程が重複していないか(例:解体+撤去が別費用)
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必要ないオプション工事が入っていないか
特に、管理組合発注の大規模修繕では、**“談合”や“業者の横並び”**が起こりやすく、価格が適正とは限りません。
「納得できる判断力」が、リフォーム成功のカギ
「なんとなく高いけど理由がわからない」
「内容が専門的すぎて判断できない」
──そんなときは、工事を請け負わない第三者に見てもらうのがベストです。
A.t.oathでは、施工会社でもなく、紹介業者でもなく、完全に中立な立場で見積を査定します。
予算内に抑えるだけでなく、
「その金額で本当に必要な工事か?」を明らかにする。
それが、後悔しないリフォームの第一歩です。